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もう二度と逢えない名スポット
こんにちは。
このブログが上がっている頃にはもう私は高速道路の上にいるでしょう
新入事務局員の刑部です。
本日、水曜日から正式にGW突入!という方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も高校時代の友人らと岐阜・名古屋に行ってまいります。
この日のために毎週綿密なミーティングを重ねてきましたんで、ぜひとも良い旅行にしたい!
せっかくなので、本日はあの観光地に関してのおはなしを。
皆さんにもぜひ知ってもらいたいことがあるんです。
現在でも東京随一の観光名所である浅草に、かつて極めてハイカラな建造物がありました。
その名も凌雲閣。
明治20年代の建造物としては超高層といってもいい12階建て。
くわえて日本初の電動式エレベーター(!)を採用。
各階には約50店舗ものお店が入っていました。
最上階は、お台場など東京近郊はもとより、秩父の山々まで一望できる絶景のスポットだったことから、大変人気があったそうです。
その凌雲閣のすぐ近くには、瓢箪池と呼ばれる大きな池も存在しました。
藤棚が設置され、鯉が泳ぐなど、こちらも大変風情のある場所だったそうです。
インターネットで検索すると、この瓢箪池から凌雲閣を眺める写真や風景画が数多く見つかります。
白黒写真越しでもわかるくらい素晴らしいロケーションですが、残念ながら現代の我々がもう二度と目にすることはできない光景です。
凌雲閣は関東大震災の際に取り壊され、瓢箪池は土地売却のために埋め立てられました。
今はただ、記念碑が1つぽつりとたたずんでいるのみです。
もし今も残っていれば、どれほどの観光客が訪れ、どれほどの賑わいを見せていたのでしょうか。
本当に、本当にもったいない…なんとか残す道はなかったのか。
考えても詮無きことですが、せめて皆さんの記憶の片隅に留めてもらえればと思っています。
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