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ニシムラ昆虫日記-ナミアゲハ編
みなさま、こんにちは。
やってきました水曜日。今回は西村が担当です。
私の両親が住む家の庭には、
柚子の木があります。
息子の誕生記念に植えた木です。
(ちなみに、姪っ子の誕生記念木はサクランボ)
去年、その柚子の木でナミアゲハの幼虫を見つけ、
柚子の枝と一緒に家に連れていき、
羽化するまでの様子を見守りました。
飼育ケースの中で育て、
注意はしたものの(蛹化~羽化しやすいようにケースの内側に足場となるメッシュシートを設置)、
羽がしっかり伸びきらず、
フラフラと違和感のある飛び方で旅立っていったことが、心にひっかかっていました。
今年も、
そろそろ幼虫がいるかな?とその柚子の木を探索。
3匹の幼虫を見つけ、
柚子の枝と共にわが家に招き入れました。
幼虫と共に、
切り口を濡れたキッチンペーパー&アルミホイルで巻いた枝をイン。
しかし!!!
この猛暑。
あっという間に、柚子の葉っぱがカラカラになっていきます・・・
そして、
カラカラになったのは葉っぱだけでなく。
一番小さな幼虫がひからびで死んでしまいました・・・
アアアアアアアアア!!!!!!!
ゴメンナサイッッッ!!!!!!!
(水を入れた瓶に、柚子の枝を挿して、それをケースに入れる?・・・でも、それ、昨年上手くいかなかったよね)
(2日に1回、柚子の枝をもらいに行く?・・・んんん・・・それも大変だな)
(思いっきり羽を伸ばせる環境をつくりたい・・・)
考えます。
考えました。
そして、
「そうだ 柚子の木、買おう。」
と、京都に行きそうな勢いでひらめきました。
翌日、
息子と共にム○シへレッツゴー。
ありました。柚子の木。
しかも、よく見ると、
幼虫&卵のおまけ付き!!!!!
葉っぱの状態の良いもの、かつ、幼虫が沢山いる(といっても3匹)木を選んでレジへ。
後ろに並んでいるお客さんがいるのに、
自分がどれだけ植物に詳しいか、
過去の経歴と共にめっちゃ話してくる店員さんに
「困ったら、聞きにきますね!!(100%の笑顔を添えて)」と伝え、お会計完了。
リビング窓側に置いた柚子の木に、幼虫たちお引越し。
瑞々しい葉っぱをムシャムシャと食べる様子を眺め、
今の時点ではこれがベストアンサーだったのではと思っております。
思わぬ誤算がひとつ!!
柚子の木で、蛹にならない!!!!
一番大きな幼虫が、
ある日、消えました。
どこへ行った!?
と部屋の中を探すと、
柚子の木の近くの、
木製の窓枠に移動していました。
なんでですのん!?
(胎内市の『昆虫の家』では、木の枝に蛹がついてたんだけど・・・)
調べると、
蛹になるためのベストな場所を求めて、移動するのだそう。
(思い返すと、『昆虫の家』でも、枝でなく展示室の角っこにくっついてる蛹もいたな・・・)
カーテン開け閉めするから、私から見たら、そこ、ベストじゃないと思うんだけど・・・
急遽、カーテンが蛹に当たらないよう、
息子が図工の授業で作った作品を設置(最初息子拒否!→蛹を守るためのベストな形のため、息子を説得)。
蛹ガードと命名(今)。
その蛹ガードのおかげで、
羽化したナビアゲハは、フラつくこともなく、広い空に飛び立っていきました。
そして、今、
その反対側の窓枠に蛹1匹。
レースカーテン上部にもう1匹(蛹ガードも設置できないんだけど、大丈夫かなぁ・・・)。
羽化の日を待っています。
「この柚子の木、大きくなったらどうすんの?」
と言っていた夫も、
生温かく、見守ってくれています。
ありがたや。
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