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真夏の刑部´s Garden ~青々と茂る雑草を添えて~
皆さま、こんにちは。
雑草の爪の垢を煎じて飲みたいくらいの繊細男、刑部です。
突然ですが我が家には庭という名のデッドスペースがございます。
日当たりは最悪、土壌は粘土質で砂利まみれ…
おおよそガーデニングをするには適さない環境ですが、
地道に土壌改良をしたにも関わらず、私が多肉植物などを無計画に持ち込んだ後に放置しているため、
現在ではカオスな生態系を構成しています。
そんな我が家の植物たちを、手入れを怠った自戒も込めて皆さまにご紹介いたします。
刑部ガーデンに踏み入ると、まずは巨大化して伸びに伸びまくるもはや品種がわからないセダムと、
その間からかわいらしい花をつけているフウロソウがお出迎えをします。のっけからカオスです。
このフウロソウ、本来はウチの庭とは真逆の日当たりがよく、水はけのよい土を好む植物です。
一時期は消失したようにさえ見受けられたのですが、この元気すぎる、もはや親が気持ち悪いとディスる
このセダムを近くに移植したところ、なんといきいきと共生しだしました。
初夏が最盛期の品種でして現在はご覧のようにたくさんの花をつけてくれています。
お次はプリンセスクローバーとプラティア。
見栄えを重視して導入するも、またも巨大化して名前に反して若干キモくなってきたプリンセスクローバーと、
雑草対策のグランドカバーとして導入したプラティアが陣取り合戦を展開しております。
プラティアは青白い小さな花を咲かせてくれますので、我が家の庭における貴重なアイドル枠です。
葉っぱが非常に柔らかいため、踏んづけてしまわないよう細心の注意が必要です。
ちなみにうちには普通のクローバー、シロツメクサも繁殖しております。何故か四つ葉率が高いことに定評があります。
こちらは絶賛成長中のライラックです。
春ごろに右図のような可憐な斑入りの花を咲かせてくれます。
花弁は基本4枚ですが、5枚の花弁のものは「ラッキーライラック」と呼ばれております。
同名の競走馬が好きだったので好奇心だけで植え付けてみました。
その近くには健気に雑草に抵抗し続ける、子持ち蓮華という多肉植物が。
ランナーを伸ばして小さな株を伸ばすこちらの子持ち蓮華ですが、成熟した株は急に縦に伸びて変な形の花を咲かせます。
花が一度でも咲いてしまえばその株は枯れてしまう、そんな切なく不思議な品種です。
人目のとどかない裏手は、一面野生のヘビイチゴが繁殖しております。
どこの鳥が持ってきたのかわかりませんが、急に成長しだしたこのヘビイチゴをまぁ雑草対策になるから良いかと
放置していたところ、爆発的な繫殖力でウチの庭を侵食しはじめました。
時期になると可愛らしい赤い小さな果実をつけますが、全く食用には向きません。
今のところ我が家の庭における一番の問題児はこのヘビイチゴといえます。
最後に、駐車場の溝に植えている斑入りアトランティス、別名タケシマキリンソウです。
気に入った多肉植物を選別して育てているこの溝エリアですが、新潟の厳しい冬を越せずに、
多くの品種が消滅してきました。
そんな中、このアトランティスは強靭という他ありません。
葉を枯らして長期間雪の下になろうとも、春には必ず元気な姿を見せてくれます。
挿し木で増やしやすく、非常に初心者向けの品種といえます。
ということで我が家のカオスな庭のご紹介でした。
まだまだ暑い日が続きますので、皆さまどうかご自愛ください。
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