新潟県中小企業家同友会
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2024年3月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 3月号 Vol.432

2024年3月号

新潟県中小企業家同友会
広報誌 DO YOU KNOW?にいがた 3月号 Vol.432

■表紙
技術や能力よりも、
「気持ち」と「人」が何より大切。
【株式会社Creative.LAB 代表取締役】
中村 修吾 氏 新潟支部セントラル地区

■Contents
◇PEOPLE LIFE data No.045
未来を創る! 新潟の企業家たち

新潟のクリエイターが
輝ける場所をつくりたい
中村 修吾さん 株式会社Creative.LAB 代表取締役

◇委員会・部会活動報告
それぞれのテーマを専門的に学び、問題を解決!

増強委員会/広報情報化委員会/ソーシャルビジネス部会/青年部会

◇新入会員紹介

◇私とお話しませんか?会員交流の館 vol.9

◇ANOTHER REPORT
例会や行事の報告など、
情報共有の場としてフリーテーマで同友会の情報を発信します。

青年部会「第2回 強さと弱さの再発見 人と人とをつなぎ価値を生み出す」
開催報告

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  • PEOPLE LIFE data
  • 委員会・部会活動
  • 新入会員紹介
  • 会員交流の館
  • ANOTHER REPORT

 

起業とこれまでの歩み

当社は映像制作・WEB制作・オンライン配信の3つの事業を主軸に活動する設立4年目の制作会社です。私は前職の映像制作会社で10年ほど営業・プロデューサーとしてCMや番組制作に携わっていました。40歳を前に独立する意思を固め、起業支援機関のアドバイスを受けながら、万代島ビルの創業準備オフィスで2020年1月に個人事業主としてスタートしました。創業のきっかけは待望の子どもができたこと。「格好良いお父さんになりたい!」「もっと自分自身を成長させてステップアップしたい!」という想いと、「同じような志を持ったクリエイターが輝ける活動の場をつくりたい」という気持ちが沸々と湧き上がり、一念発起。しかし、図らずも時を同じくして新型コロナウイルスが瞬く間に感染拡大し世の中は未曾有の事態に。予定されていたCM制作やイベントなどすべての仕事がストップし、当初の事業計画の通りにはいかなくなりました。
そんな中、創業まもない同年4月に法人成りをし、翌年1月には現オフィスに移転。法人化からわずかの期間でスタッフも8名まで増やすなど、不安をかき消すように攻め続けました。折しも時代が大きく変化したコロナ禍では徐々に非接触型の学会や音楽ライブのオンライン配信などのご依頼が増えました。そして、創業から2年後の2022年に別の映像制作会社をグループ化し、その後まもなく合併。オフィスビルも改築し設備を増強、現在の体制・環境が整いました。

 

大切にしている想い

当社は「楽しさの上に仕事がある!」「畏れず、とにかくやってみよう!」「関わる人たちを大切に!」を社員共通のバリューとして掲げています。これらは創業前から私が大切にしていたことでしたが、昨年、第6期経営指針成文化と実践の会を受講し考えを整理していく中で、自身の中にある変わらない想いであることにあらためて気付きました。頭の良さや要領の良さ、優れた技術や能力を持っていることは二の次。やはり、経営していく上で一番大切なのは「気持ち」と「人」。楽しむ気持ち、挑戦しようとする気持ちが、お客様や仲間や協力者を呼び込み、良い仕事を生み、それが多くの人に伝わっていくものと信じています。そして、10年ビジョンとして掲げた「僕たちは街を創ります。」の実現に向けて、当社に関わってくださるお客様が気持ちよく、ともに働くメンバーが輝ける環境づくりに尽力していきたいと思っています。

 

 

同友会について

創業してしばらくはコロナ禍で人と会うことが激減し、名前を売って知っていただく機会を持てず焦りの日々が続いていました。2期目を迎え、出会いの場を求めていた頃に同友会を紹介いただき2022年4月に入会しました。今では、経営者として、一人の人間として、フラットに話し合える関係性が私の心の支えとなっていて、それぞれの経営に対する想いや生の経験から気付きをいただくことも多く、大変勉強になっています。
経営指針成文化と実践の会には入会後すぐに受講しようと決めたものの、時期については当初さまざま理由をつけて躊躇していました。しかし、私が先延ばしすることで社員にも待たせてしまう、自分の成長も遅くしてしまう、と自問自答し覚悟を決めました。受講中は、自分・会社・社員・家族、そして過去と未来を掘り下げていく中で、私の人生に関わってくれているすべての方たちへの感謝の気持ちを感じながら、「じゃあ自分はみんなのために何をするんだ」という覚悟ができました。同時に経営理念ができたことで大きな自信が生まれ、以前よりもっと自社のことが好きになり、より大切な存在になりました。経営指針の会では互いに刺激し合え、尊敬できる同期ができたことも私にとっては大きな宝物になりました。

 

株式会社Creative.LAB
代表取締役 : 中村 修吾 氏(新潟支部セントラル地区)
事業内容 : 映像制作・WEB制作・オンライン配信
住所 : 新潟市中央区東大通1-7-8 アイ・エム第一ビル7F
(6F/WorkSpace、7F/MA編集室・アナブース・打合せ、8F/撮影studio、配信studio)
TEL : 025-240-1031
創業 : 2020年
従業員数 : 15名

新潟同友会の皆さん。いつも増強にご協力ありがとうございます。手探り状態で走ってきた1年目が間もなく終わりますが、本当に感謝の気持ちしかありません。4月は501名だった会員数は1月時点で524名になりました。9カ月連続で、仲間が増えています。仲間が増えることは、それだけ気づきや刺激のチャンスが増えること。新入会員にも既存会員にも嬉しいことです。さらに同友会で学んで実践して、成長する企業が増えれば、その地域や業界も良くなる。もう、増強冥利につきます。新支部(南魚沼)設立に向けた活動も活発になってきました。「自分の地域には同友会あるし、自分には学びの場があるからそれでいいや」じゃ、もったいない。他人の為にも汗をかくことが自分の為にもなることは、さすが皆さん経営者だからすごく知っていて、どんどん関わってくれる人が増えています。すごく嬉しいし心強いです。それでももっともっとパワーが必要なので、たくさんの方に関わっていただきたい。引き続きよろしくお願いします。
来期は更に、「入会した人が同友会のことを理解できる環境づくり」を方針に追加してオリエンテーション部門を立ち上げます。「入ったけど、どの行事に出ていいかわからない」とか、そういうのを解決して、「入ってよかった」と思えるまでのサポートができる存在にもなっていきます。来期も増強委員会にご期待ください。改めて今期1年間ありがとうございました!

増強委員会 増強委員長 本間英樹 記

 

広報情報化委員会では、この「同友にいがた」の取材の為、毎月2~3社の会員企業を訪問しております。毎月、支部で行われている例会報告より、更に詳しく、そして会社見学もさせて頂くので、より深く、気づきと学びが得られる委員会です。
委員会は毎月1回、Zoomで行われており、どなたでも気軽に参加は可能です。時には、リアルで開催し、新年会や交流会も併せて行うこともあります。その時は、普段Zoomが中心となっている分、みんなとリアルで対面すると、より深い話や情報交換の場となり、またメンバーの違った一面も垣間見れて楽しい時間となっています。
情報化の部分では、現在、同友会のアプリのメッセージ機能を活用して、取材情報や今後の予定等の情報交流を図っております。他にも便利なツールがあれば、色々とチャレンジしております。
また、今まで取り組めなかったセミナー等も計画しております。来期に向けて、色々楽しみながら活動しております。
まず一度、広報情報化委員会に来てみませんか?そして、興味を持っていただけたら、一緒に活動してみませんか?

広報情報化委員会 委員長 品田敦司 記

 

2月15日、新潟県社会就労センター連絡協議会(にいがたセルプ)主催の工賃向上研修に参加しました。今年度は、ソーシャルビジネス部会が後援させていただきました。福祉施設の利用者さんの工賃(賃金)の向上を目指して行われている研修会で、企業、福祉、学生さんなど大勢の方が参加されました(もちろん同友会会員も大勢参加していました!)。
テーマは、「企業と障がい福祉でつながろう!つながり方は自由」で、第1部のトークセッションでは、㈱NSGソシアルサポートの樋口督水さん(新潟支部)がコーディネーターとして、登壇されました。4月から古町モールに障がい者自立訓練事業所がオープンし、商店街の困りごとを障がい者の方が訓練を通じて解決するといった取り組みが紹介されるなど、地域・企業・福祉をつなぐきっかけがあれば、みんなにとって住みやすい地域になるんだな、と感じました。
第2部では、約20施設のブースが用意され、企業と福祉の大マッチング会が行われました。ジェイステージ㈱ 奥村さん(新潟支部)、ノーティス㈱ 矢口さん・渡部さん(村上支部)、(一社)土の香工房 早津さん(上越支部)も出展され、大勢の方とつながりが生まれたようです。

ソーシャルビジネス部会 副部会長 内山雅視 記

 

青年部会チームコムレイドは「繋がりの強化」を大テーマとし、楽しく&学びがある→参加したくなる青年部会を築き上げることを目標とし活動しています。
そんなチームコムレイドは12/15(金)『知学楽』企業訪問バスツアーを開催しました!「社業が忙しく同友会活動になかなか参加できない、しかし自社の事業内容を知ってもらいたいし、会員と交流したい」という声が青年部会内であがっていました。それならこちらから会社に訪問して見学&交流しよう!どうせならバスで行って移動時間も楽しく学びのある時間にしよう!と考えたのがきっかけです。
当日はフジアグリファーム㈱ 眞田さん、㈱塚田牛乳 塚田さんの合計2社を訪問しました。眞田さんからは自身の経験から天候の変動に強い農業を作りたいという思い、そしてグループ企業の強みを活かした農福連携の取り組みなどをお聞きしました。そして訪問メンバーに飲食店経営の方もおり、早速ビジネスの話も生まれていました。塚田さんからは工場見学の後、酪農・牛乳業界の課題や今後の塚田牛乳の取り組みについて聞かせていただきました。そしてバスの車内では3分間スピーチ大会を行いました。あっという間の半日でした。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

青年部会チームコムレイドサブリーダー ㈱グリーン東 上野喜寛 記

新井:私は娘婿という立場で入社して飲食事業をさせていただいているのですが、島田さんも似た立場でお仕事されているということでお話を伺いに来ました。

島田:私の出身は新発田で大学からしばらく東京に行き、製造業向けのEC事業に6年ほど携わったのちに、新潟に戻ってきました。新潟帰省後は、大学の先輩に誘われて農産物直売所で小売りの仕事をしてから、結婚を機に現在の株式会社フォークスに入社しました。株式会社フォークスは美容室向け資材の卸売業と介護保険関連のケアマネージャー事業の二つを行っている会社です。会長が掲げた経営理念のもと事業を行っています。

新井:私は会長の勧めで2年前に経営指針成文化と実践の会を受講したんですが、島田さんは受講されるんですか?

島田:はい、次年度の受講を検討しています。現状の経営理念で動いている会社があって、それに賛同して働いている社員がいて、自分でも理念に違和感などない中で受講して、それが、自分の中でどう変わっていくのかという部分に興味があります。現在の経営理念のもと動いてきた会社の歴史も、社員の方々もいる中で、自分が社長という立場で社員と向き合ってリードしていくためにも、自分の言葉として理念をしっかり持っておきたいという想いがあって、「経営指針」と向き合う自分や変化していく過程、色々と言ってくれるサポーターの方々にも興味があります。

新井:会長とのご関係はいかがですか。厳しいですか?

島田:そんなに厳しくはありません。でも厳しい部分は厳しいです。まだ私が社長の役割になれていない感じがします。やりたいようにやれよって言われても、まだ経験不足な面もあります。奥さんの両親がやっている会社に勤めているので、いずれはならなければいけないと思っていた社長就任は、会長の病気をきっかけに入社後1年少しの予期せぬ夕イミングでおとずれました。その年の4月に取締役になったばかりの約2か月後の6月のことでした。病室と会社の会議室をネットでつないだ社内会議で、ほかの社員と同じタイミングで知らされた形でした。現在病気が回復してからは並走していただいています。
話は戻りますが、青年部会の方々は後継者の方が多くいらっしゃって、後継者だけど指針を受けていない方ってたくさんいらっしゃいます。そんな方々に指針を受講済みの新井さんから一言ありますか?

新井:早めに受けられたほうが良いと思います(笑)。

【対談者】 (株)西武フーズ
代表取締役 新井 進二(新潟支部セントラル地区)

 

 

1月26日に開催した青年部会(チームジョイント)主催の例会「第2回 強さと弱さの再発見 人と人とをつなぎ
価値を生み出す」についてご紹介いたします。今回は、会員同士が事業創出につながるテーマに基づいて、
グループ討論を3回行いながら自身の考えていることを伝え、それに対して様々な質問やアイデアを出しあうことにより、
事業で直面している課題や近い未来で挑戦したい事業などのヒント、気づきを得ることを目的としています。
このグループ討論を通して実際に気づいたこと、感じたことをチームジョイントの例会に初めて参加された4名の方々に感想として
発表していただきましたので、こちらで紹介いたします。

青年部会 ジョイントチームリーダー 草間 光夫(ECアシスト&パートナーズ代表) 記

 

上越農機㈱ 常務取締役 川上 勇太 氏(三条支部)
自分は自社愛の意識が強いと思っていたのですが、皆さんの事業の強みや様々な話を聞くなかで、皆さんの仕事にかける情熱が伝わりました。討論を通じて自分もさらに熱い想いをもって事業に向き合っていきたいと改めて感じる例会でした。

㈲かつぼ屋 代表取締役 山崎 晃史 氏(三条支部)
討論において参加者同士が繋がっていくように感じていたのですが、私が行っている事業との繋がり、広がりづらい点が気になりました。そこを自分で考えた結果「何をしたいか」「何をやっていいか」といった想いを周りに伝える。そして伝え続けていくことで事業への繋がりが生まれるのだと感じることが出来ました。

㈱World Beauty 歯科衛生士 佐上 睦 氏(新潟支部)
例会で使用するスプレッドシートに自社の強みと弱みを入力する際、改めて事業について考えることが出来ました。また「自分は○○をしたい!」と発言すれば、課題解決に結び付くヒントやサポートできる人の紹介など多岐に渡るアドバイスをもらえたことが同友会らしい「お悩み解決の場」みたいな雰囲気に気持ちがほっこりしました。

㈱I.D.Additional’s 代表取締役 井田 俊介 氏(新潟支部)
私はスーツ販売が事業なのですが、グループでご一緒した皆さんに様々な視点から見たアドバイスを投げかけて頂き、僕自身想像もしていなかったアイデアを頂き驚きました。
1回、2回とグループ討論に参加していく中で、自分自身がパワーアップしていき、ヒントを頂くなかで「あれもしたいな!これもやりたいな!」というワクワクした気持ちがどんどん出てきてとても刺激を受けました。

     

入会案内・お問い合わせ

中小企業の経営者及びこれに準ずる方で、会の趣旨に賛同される方は、どなたでもご入会いただけます。
また、会員企業の社員の方や会員でない方も参加できる行事があります。

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